「若き支配者」あとがき


読んでいただき、ありがとうございます。
これはLLのトップカウンターが10万回転した記念に書いたものです。
本編読了後に読んで下さった方には分かると思いますが、いわゆる続編というようなものです。
王権を奪還するまでを書こうとすると田中芳樹先生の「アルスラーン戦記」になってしまうので(爆)、そこは軽く省いてみました。はははは。
でもスグリやムルカといったキャラクターも出ているので、機会があれば彼らの出てくる話も書いてみたいところではあります。

最後のところは、本編のラストと合わせました。
書きながらふと思いついたのですが、どうだったでしょうか。
シキとクレオは結ばれない間柄ですが、気持ちは通じていたところがあるのかもしれない。そんな風に思います。

本編で、エイルとシキがその後どうなったのかというのは、あえて書かなかったのですが、やっぱり「どうなったのか知りたい」というご要望はありました。なので、いつか書くつもりではいました。
そこに以前から考えていたネタを合わせて小品に仕上げてみたというわけです。
本編の序章で、ジルクが「どうかお二人でお戻りくださるよう」というような事を言っていますが、実はこれが伏線だったり。
ええ、最初からこのネタあったんですよ。実は。ていうか、このネタが書きたくて本編やってたって説もある(ちょっと言い過ぎですが)。
本編を書いている間も、エイルとシキは兄弟なんだよな〜って一人でほくそ笑んでいました。
どうでしたか?
楽しんでいただけたなら幸せです。

ところで、これには連動している作品があります。「023.宝物」です。
「012.若き支配者」を読んでから改めてあちらを読むと、王の気持ちが分かって、より楽しめるのではないかと思います。

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