エイルと最後の竜 −あとがき−


これでこの物語は終わりです。
長い物語を読んでくださってありがとうございました。

ゲームの脚本として考え始めたのは私が高校二年のころ。
それから十三年で私自身も成長し、紆余曲折を経て完成まで漕ぎつけました。
……でも、まだまだです。
今は何とか「完」という文字を書いただけ、に過ぎません。
より良い作品にするべく、大幅な書き直しも視野に入れて努力中です。
幸い、「長さ制限」も「締切」もありません。
自分が納得いくまで、もっともっと精進します。

ちなみに、「100のお題」は少しずつでも更新を続けます。
そちらもお楽しみいただければ幸いです。

七年間、このサイトで公開してきましたが、長編をモニターで読むのは大変です。
自分ですら、長すぎて全部読む気には到底なれません。(苦笑)
でも、紙に印刷したものを推敲していると、割とすらすら読めるんですよね。
その印象はすごく違うものです。
書籍化したらもっと多くの方に読んでもらえるかもしれない。
何より、自分自身が「本」で読みたい。
その思いから書籍化しようと思っています。
今年中にと思ってはいますが、予定は未定、いつになるか分かりません。
経過は私のブログでつけていきます。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

     2009/2/6 神崎旭 拝


……あれから七年経ちました。
オフの生活に大きく変化もあり、毎日忙しく、字のごとく心を亡くしていた時期もありました。
今はだいぶ落ち着き、平穏な日々を過ごせていますが、小説だけにかかっていられた幸せな日々は今でも私の宝物で、けれど今すぐにそこへ戻るわけにはいきません。
本編の改稿も進まず、100のお題も書いたり書かなかったり(ほぼ書いていませんね)。
それでも「LLの世界」は私を魅了し、戻って来いと手招きします。
ああ絶対に離れられはしないなと思う出来事もあり、何年も何年も間が空いても、私はきっと続けていくだろうという確信に満ちています。
今日は一年ぶりに書きました。次はまた一年後? 分かりません。
でもきっと、またお目にかかれることがあるでしょう。どうぞその日まで、お元気で。

(2016/2/27追記)


前回の追記からさらに八年が経ちました。
長かった……!
私の生活にも大きな変化が訪れています。去年〜今年くらいになって、一人の時間がだいぶ取れるようになってきました。
両親の生い立ちの記を書き上げ、その書籍化の作業をしていく内に、これは自小説もやるべき! と奮い立ちまして。
何年も寝かしていた本編を見直し、つい先日、修正作業が終わりました!
そして、文学フリマに出店しようと決めたんです。
書籍化、そして同人誌即売会です。
他に何が必要かなとか、宣伝告知はどうしようとか、タヌさんに表紙絵を描いて欲しいなとか、考え始めたら止まりません。物事が動くときは急に色んな事が同時に動くんですね。
十五年も寝てたのに。笑

本編は500ページくらいになりそうですw
だからもう売れなくていいのですが、私が趣味で本にしたいので、上製本を作ります。これはもう絶対に。
販売用には、100のお題の短編をいくつかまとめた「短編集」を二冊程度と、序章と第一章(サナミィ - 運命の出会い)の前半(レフォアに着く前の野宿まで)をまとめた「導入本」を作ろうかと思っています。それなら多分50ページくらい(本編の1/10!)なので、お手頃価格に出来ると思います。
今まではね。やりたくてもなかなか出来なかった。出来なかったことを後悔はしていません。でも、できるなら。やらない手はないんです。
十五年振りに、神崎、始動します。

2024/9/17追記

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